趣味は遺伝する

どうもシャオムです。

僕は今学校の先生になろうと思っているわけなんですが、両親ももともと教師でした。このように、親と同じ仕事をする人というのは世の中にたくさんいますが、今回は、趣味も遺伝するのではないかということについて考えてみます。今回は家庭環境や家での育ち方も含めて「遺伝」ということにします。

もちろん、趣味は家庭と深く関わっていると思うので、親の趣味に子どもが触れる機会は多く、それに興味を持つ可能性は高いといえます。たとえば、親がコンサートに行くのが好きで、子どもをよく連れて行っていれば、子どもも音楽やコンサートに興味を持ちやすいです。当たり前のことのようにも思えますが、意外とみんな意識していないかもしれません。

僕は子どものころから「これが自分の趣味だ」というほどの趣味はありませんでした。一般的に多くの人が好きなこと(音楽、映画、漫画など)にあまり興味を持っていませんでした。今でも、音楽を聴くという習慣はなく、映画もほとんど見ません。人と話が合わないということも多少はあったのかもしれませんが、大して意識せず生きてきました。しかし、今考えてみると、これは、僕の両親の趣味に関係があるかもしれないと思いました。育ってきた中で、親が音楽を聴いていたり、映画を見ていることがほぼなかったのです。だから、それを趣味として楽しむという習慣がつかなかったのでしょう。

逆に、じゃあ親は何をして過ごしていたのかを考えてみました。すると、たしかに親がやっていた趣味は自分にも受け継がれていることがわかりました。たとえば、僕はときどきゲームにはまることがありますが、これはおそらく、物心ついたころにはゲームが家にあり、自然にプレーしていたからです。僕はある時期にゲームが欲しくなって買ってもらったのではなく、気づいたら3歳くらいから『ポケモン赤・緑』で育てたポケモンを『ポケモンスタジアム』という『ニンテンドー64』のソフトで戦わすという遊びをやっていました。自分がそこまでゲームが大好きという自覚はなかったのですが、振り返ると、子どものころからポケモンをはじめ『ボンバーマン』シリーズ、『桃太郎電鉄』シリーズ、『パワプロくんポケット』シリーズなど、多くのゲームを遊んでいました。音楽や映画にはあまり興味がないのにゲームはするというのは、おそらく遺伝です。

一方で、合唱や野球、お笑いなど、小中高と過ごす中で身に付いた趣味もあります。しかし、元をたどれば、親の趣味というのはバックボーンの形成にかなり関係しているのではないかと思います。皆さんも、親と自分の趣味を比べて考えてみてください。

f:id:honmadesukate:20200710151723j:plain