安倍首相辞任について

どうもシャオムです。

安倍首相が辞任を発表しました。先日から通院していることが報じられていましたが、体調の悪化によって辞任することとなりました。メディアでも安倍首相退任の可能性はあまり語られていなかったので、どちらかというと突然の出来事ということになります。歴代の中でもかなりの長期政権だったため、首相の交代は各方面に大きな影響を与えるのではないでしょうか。安倍首相の体調について「仕事をやめるな」とか「病気なら辞めろ」という声があるのはかなり気になりますが、それは置いといて、今回は僕が感じていることをざっくりと書きたいと思います。

世間の関心は、やはり後任が誰になるのかという問題だと思いますが、そこまで安倍首相と方針の真逆な人が就任するということはなさそうです。政策に関しては、おおまかには安倍政権が進めていたものをそのまま引き継ぐんじゃないかと思います。誰が選ばれるかにもよりますがね。ただし、安倍一強と言われていた通り、自公政権の支持率がだんだんと下がり、世論が傾いていくことはある程度想像がつきます。今回は、これから政局がどうなるかという話をしてもしょうがないので、それはここまにでにして、私たちが政治にかかわる態度についてお話して終わろうと思います。

動物農場』の回でも書いた通り、市民が政治を監視するということは、民主主義の要です。安倍政権の功罪は、いろんな人がいろんなところで語っていくでしょうが、その中でも、公文書の改竄は大きな問題でした。『動物農場』で、動物たちの「掟」が勝手に書き変えられたとき、動物たちは何もできませんでした。動物農場の掟を公文書改竄になぞらえるのは適切ではないかもしれませんが、国民がこの問題に無関心であることは危険なことです。一度許されたことは、だんだん当たり前になっていくからです。改竄がうやむやにされて月日が流れている現在の日本において、この問題は安倍政権が終わっても解決するものではないでしょう。とにかく私たちは、自分たちと政治の関係をもっと学ばなくてはいけません。学ぶのをやめることや、考えるのをやめることは、民主主義の最大の敵である。これが、僕が今思っているることです。

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