2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【今年のまとめ】教育における「ケア」の価値

どうもシャオムです。この何日か、年末なので、今年一年の「仮説」をまとめたり、学びの仕方を振り返ったりしてきました。今年最後となる今回は、僕にとって総じて最大の気づきであった「教育における『ケア』の価値」について、改めて触れて、今年を終わろ…

学びの姿勢を振り返る

どうもシャオムです。「今年の仮説一覧」でも書いた通り、約半年でさまざまなテーマについて問いを立て、考えてきました。これまでもこれからも、「学び続ける」ことは僕にとって大きなテーマではありますが、その姿勢や学び方は、アップデートしていくべき…

今年の仮説一覧

どうもシャオムです。 5月から毎日投稿し続けたこのブログも、12月で半年になりました。新しい年を迎える前に、今年書いた記事の中から、「仮説」をピックアップしてまとめておこうと思います。問いを立てて、「こうなんじゃないか」と考えたトピックにつ…

指示と評価の一体化を

どうもシャオムです。 教育実習などで授業を見てもらう機会があったとき、技術的な面でさまざまなアドバイスをもらいました。「集団授業は伝統芸能である」という記事でも書いたように、授業の技術というのは、あくまで授業のためのものとして割り切っている…

「役に立つ」という価値からの脱却

どうもシャオムです。 塾で、生徒から「勉強は何の役に立つの?」と質問されました。「何の役に立つから人それぞれであって、役に立たないこともいっぱいある」というのが僕の答えではありますが、この質問にどう答えるのかよりも、この質問が出る背景には、…

劇場のお客さんは批評をしない

どうもシャオムです。 先日、劇場にお笑いライブを観に行きました。何年ぶりかに生のお笑いを観ましたが、やっぱり劇場はいいなあと思いました。 M-1グランプリが終わってから、「マヂカルラブリーのネタは漫才なのか」という議論が少し起こっていますが、実…

「サンタクロースはいるのか」という問いから考える

子どもに「サンタクロースはいるの?」と聞かれて、どう答えるでしょうか。もし、あなたがサンタクロースはいないと信じているなら、「いるよ」と答えることは嘘をつくことになります。子どもは自分の言うことを信じている一方で、自分は子どもに嘘をつくと…

ケーキ屋さんにて思う

どうもシャオムです。 ケーキ屋さんにケーキを買いに行くと、クリスマスなので多くの人で賑わっていました。小さなお店ですが、6人くらいのスタッフが忙しく働いておられました。クリスマスは1年で一番、ケーキ屋さんが儲かる時期なので、さぞ忙しいのだろう…

持続可能な「考え方」を身につける

どうもシャオムです。 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)という言葉を知っているでしょうか。2015年に国連が、持続可能な開発のために定めた目標で、17のグローバル目標からなっています。それは、以下の通りです。 1. 貧困をなくす 2. …

仮定したことを見落とすな

どうもシャオムです。 昨日の確率の話で、くじを10回引いて当たりが出る確率を考え、そしてその考え方を、事故が起こる確率などにも利用してみました。たとえば、昨日の記事と重複しますが、車に乗って事故が起こる確率が0.1%ならば、100回乗ったら約10%の確…

確率を正しく認識する

どうもシャオムです。 以前からファイナンスの記事で確率の話をしていますが、改めて今回の記事では、「少なくとも1回起こる確率」について考えてみたいと思います。 当たる確率が10%のくじ引きがあるとします。このくじを1回引いて当たる確率は、もちろん10…

M-1グランプリについて

どうもシャオムです。 今日は、M-1グランプリの決勝が開催されます。僕は漫才が好きなので、毎年一生懸命観ています。今年は、お笑いをはじめ、芸術・芸能全般をおこなうのが難しい一年になりました。そんな中、感染対策を徹底しながら、催しをおこない、文…

経済活動以外の活動にも注目しよう

どうもシャオムです。 新型コロナ以降、「自粛か経済活動か」という議論が絶えずなされることになりました。人と人との接触を伴う経済活動を盛んに行えば、ウイルスは容赦なく蔓延し、経済活動を止めれば人々は貧しくなってしまいます。少なくともワクチンな…

コーチング理論の落とし穴

どうもシャオムです。 昨日の記事で、コーチングについて書きました。クライアントの内面性を引き出すコーチングは、時代の流れに合ったかかわり方であるというのが、大体の話でした。コーチングの理論を社員に学ばせる会社や、教育機関も多くなっているので…

コーチングについて

どうもシャオムです。 コーチングという言葉を聞いたことがありますか?部下の育成する立場の上司ややスポーツトレーナー、教育者らの間で、近年注目されている人材育成方法です。コーチングはざっくりといえば、コーチ(育てる側)が教え込むのではなくクライ…

市民教育の出発点=「権利は行使してこそ権利」の発想

どうもシャオムです。 以前、市民教育について少し書きました。そこでは、学校の仕組みでは、主権者としての資質を育成するのは難しいという仮説を立てました。今回は、市民教育といっても具体的に何を学ぶべきなのかに焦点を当て、その核となる考え方を探っ…

学校は「教習所」か「路上」か

どうもシャオムです。 今回は、更新が遅れてしまったこともあって、手短に、学校が「教習所」なのか「路上」なのかという問題提起をしたいと思います。 前回の話の続きからいきましょう。男女共学と別学の違いに触れ、それぞれの環境が、子どもたちのジェン…

男女共学か別学か

どうもシャオムです。 いきなりですが、今回は、男女共学か男女別学かの議論を考えていきたいと思います。誰でも学校には通ったことがありますし、自分の子どもをどんな学校に入れるかというのは、多くの親にとって大きな関心事でしょう。共学か別学かによっ…

探究的な学習ほどノウハウが要る

どうもシャオムです。 学校に行っていると必ず、グループや個人で、何かテーマに沿って調べ考えるというような課題が出たりします。小学校では、自由研究や調べ学習と呼ばれるものがありますし、小中学校では「総合的な学習の時間」、高校では「総合的な探究…

感染拡大する今、市民に求められること

どうもシャオムです。全国で、新型コロナウイルスの感染者が日に日に増加し、連日、1日の感染者数が過去最高を更新。重症者の病床使用率も高まっています。そんな中、Gotoトラベルキャンペーンを中止すべきだとの声が大きくなっており、政府の分科会の尾身茂…

年賀状の意義について

どうもシャオムです。今年も年賀状を書く時期になってきました、と言って、何人の人がこれに当てはまるでしょうか。僕は過去5年くらい、ほとんど年賀状を書いていません。僕の感覚では、若い世代に年賀状を書く文化が薄く、それに伴って社会全体が少しずつ年…

リスクとは何か【ファイナンスを1から考える⑫】

どうもシャオムです。以前、期待値とは何かというテーマで、私たちの生活や社会に確率が密接に関係していることをお話しました。今回は、期待値とともに、ファイナンスの重要な考え方であるリスクについて考えてみましょう。「ファイナンス」というと、直ち…

寄付についての考え方

どうもシャオムです。 みなさんは、何かに寄付をしたことがあるでしょうか。このブログを読んでくださっている方の中には、何かといろいろなことに目を向け、寄付をしている方もいるのではないかと思います。今回は寄付について少し考えてみます。 小学校の…

受動と能動

どうもシャオムです。高校時代の思い出は何かと聞かれたら、どう答えるでしょうか。多くの人は、部活など、何か一生懸命打ち込んでいたことではないでしょうか。一方、高校生として全員に課せられている勉強というものは、思い出という感じではないかもしれ…

アウトプットの習慣は学びの指標

どうもシャオムです。このブログの記事も200を超え、僕自身の中にある程度習慣やスタイルというものが確立されてきました。半年以上ブログを続けていれば、記事の執筆が捗る時期もあれば、なかなか書けない時期もあります。思えば、自分の中で面白い記事が何…

記録をとることについて(カナダでYouTubeをやっていた頃の話)

どうもシャオムです。僕は2015年から16年にかけて、カナダのバンクーバーに留学していました。当時、何か自分の記録になるようにと思って、YouTubeに動画を投稿していました。今回は、当時の思い出を振り返りながら、記録を残すという作業について考えてみた…

『冷凍餃子が本場の味になる曲』【作曲②】

冷凍餃子が本場の味になる曲 作曲:シャオム www.youtube.com

教師に統率力は必要か

どうもシャオムです。 学校や塾の先生たちの間で、子どもに「なめられる先生」と「なめられない先生」という話題がよくあがります。授業では集団をコントロールしなければいけないため、教師たるもの、なめられないようにすることが大事であるというのが大体…

本ブログのご案内

どうもシャオムです。ダダオ・シャオムの A Piece of Paper をご覧いただき、ありがとうございます。本ブログでは、毎日記事を出し、読者のみなさんと共に日々学んでおります。今回は、このブログにはいったい何が書いてあるのかを整理しておこうと思います…

コミュニティの価値を考えよう

どうもシャオムです。私たちはさまざまなコミュニティの中で生きています。多くの人にとってもっとも基本的な「家族」というコミュニティをはじめ、フォーマルなものからインフォーマルなものまであります。学校は子ども時代の大きなコミュニティであり、さ…

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