ポケモンの価値ってなんだ
どうもシャオムです。
今回は、『ポケモン』について考えていきたいと思います。僕が初めてポケモンに出会ったのは、ニンテンドー64の『ポケモンスタジアム金銀』。それ以来、ゲーム、アニメ、グッズ、カードゲームなどなど、さまざま遊んできましたが、今でもポケモンのファンです。そんなポケモンの商品を手掛けているのが、株式会社ポケモンです。今回は、成長を続けるポケモンの秘密に迫るべく、少しばかり調べていきます。当初の予定では、細かい財務分析をしようと思っていたのですが、諸事情あって、とりあえず3回ほどに渡って、ポケモンについて取り上げます。
そんなわけでさっそく、ポケモンのホームページを見に行ってみましょう。
ページのトップに、大々的に「私たちは『ポケモン』をプロデュースする会社です」と書かれています。株式会社ポケモンが何をする会社なのか、一目見てわかりますね。ゲームを作っているのでもなく、アニメを作っているのでもなく、キャラクターをプロデュースしているんですね。ジャニーズがアイドルをプロデュースするのと同じです。「人気が出れば出るほどもうかる」という、ポケモンのビジネスモデルの根本をまずは理解できました。ページのトップにでかでかとピカチュウがいるのも納得ですね。
さて、企業理念を見ておきましょう。
ポケモンという存在を通して、現実世界と仮想世界の両方を豊かにすること
なるほど、ポケモン自体、仮想世界のものでありながら、現実を豊かにするという理念なのですね。そして一方で、「仮想世界を豊かにする」という表現もなじみのないものです。僕の認識では、ゲームやアニメなどの仮想世界をどんどん発展させる、みたいなイメージなのかなと思います。
代表のメッセージには、ポケモンを理解するうえで重要な「ポケモンの価値」についての記述があります。
ポケモンは1996年に誕生しましたが、よく「人気の秘密は何か」「継続して愛される理由は何か」と尋ねられます。私は「収集・育成・交換・対戦」といったポケモンの普遍的な魅力が我々の強みであり、長く愛される所以であると捉えています。
つまりポケモンの持つ価値とは、「収集・育成・交換・対戦」なんですね。ゲームにおいてはこれらは要の要素ですし、グッズは収集して楽しむものであり、アニメや映画でも交換や対戦のシーンが描かれています。これらの根本の価値をベースに、さまざまなチャンネルでポケモンがプロデュースされています。
昨年発売されたNindendo Switch ソフト『ポケットモンスターソード・シールド』が累計1737万本(任天堂第80期報告書)、ポケモンGOの昨年のダウンロード数が5500万(Sensor Tower)と、その勢いは衰えるところを知りません。次回以降も、(今後のデータ+やる気次第では10回程度をめどに)分析をしていきたいと思います。
参考:
https://www.pokemon.co.jp/corporate/
任天堂第80期報告書
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/breport_2003.pdf
Sensor Tower