M-1グランプリについて

どうもシャオムです。

今日は、M-1グランプリの決勝が開催されます。僕は漫才が好きなので、毎年一生懸命観ています。今年は、お笑いをはじめ、芸術・芸能全般をおこなうのが難しい一年になりました。そんな中、感染対策を徹底しながら、催しをおこない、文化をつないでおられるみなさんには感心します。今回は、M-1のような賞レースやコンテストの意義について考えてみたいと思います。

M-1は2001年に始まって以降、年々注目度を高め、今では一番盛り上がるお笑いの大会になりました。その意義は計り知れません。第一に、お笑い芸人を売り出すオーディションの機能を担っています。賞レースで優勝した芸人には、その後有名になる人もいればそうでない人もいますが、過去のM-1で優勝したコンビは、すべて現役の漫才師として、またタレントとして息長く活躍しています。そういう意味で、「M-1王者」の称号は大きな価値を持っています。

第二に、M-1は、漫才やお笑いを世に広める、きわめて重要な機会になっています。普段お笑いをあまり観なくても、M-1は見るという人は多くいます。僕が子どものときも、漫才というものはよくわかりませんでしたが、M-1を観て面白いと感じていました。こういった、お笑いの宣伝や流布という意味でも、M-1の意義は大きいです。

これらの価値は、音楽や、美術、映画やその他さまざまな芸術においても言えることではないでしょうか。芸術に順位をつけたり点をつけたりするのは筋違いだという人もいますが、このような賞レースやコンテストには一定の意味があると思っています。観る側としては、賞レースを良いきっかけに、コアな芸術にも触れてみたいものです。

余談ですが、今年の優勝は、ニューヨークと予想しておきます。

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