経済活動以外の活動にも注目しよう

どうもシャオムです。

新型コロナ以降、「自粛か経済活動か」という議論が絶えずなされることになりました。人と人との接触を伴う経済活動を盛んに行えば、ウイルスは容赦なく蔓延し、経済活動を止めれば人々は貧しくなってしまいます。少なくともワクチンなどの対処法が広まるまで、私たちはこのジレンマに耐えながら生きていかなければなりません。

今回注目したいのは、経済活動というのは、人間の活動の一部にすぎないということです。私たちは経済活動のほかにも、友人や親戚との交流や、地域コミュニティでの活動、スポーツや音楽など趣味のつながり、ボランティア、宗教活動などさまざまな活動をしています。

この中でも、経済活動がひときわ重要なのは言うまでもありません。資本主義社会では、お金がなければ生きていけないからです。しかし、お金があれば生きていけるかというと、そうでもないでしょう。経済活動の動きは数字で見えやすい一方、上に列挙したような活動は、それらがどのくらい活発になっているか見えづらいです。経済活動を一番ケアしなければならないのは、動かざる事実ですが、経済活動ばかりに気を取られて、今まで築いてきた人と人とのつながりを失くしてしまうのは、望ましくはありません。

今回は短い記事ではありますが、自粛か経済活動かという構図に、経済活動以外の活動も組み入れることを考えてみました。人とのつながりが失われていることを放っておくと、気づかない間に心が貧しくなってしまうかもしれません。こういうときだからこそ、そんなつながりを大事にしたいものです。