今、世界の感染状況はどうなっているか

どうもシャオムです。

先週から今週にかけて、コロナ感染者数の増加が収まらず、各地に緊急事態宣言が出されるようになりました。連日、国内のコロナ事情が報道されていますが、今、海外ではどうなっているのでしょうか。ニューヨークタイムズから記事を引用して、各地の感染状況を見てみたいと思います。
 
まず、世界の新規感染者数の推移を見ます。1日に報告された感染者数のグラフです(1月14日現在)。
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今、世界の1日あたりの感染者数は過去最高レベルにあり、だいたい75万人ほどになっています。たとえば今日の日本国内の感染者数が約6500人ですから、日本の感染者が世界全体の1%ほどを占めているということがわかります。世界人口75億人に対して日本の人口が1億3000万人ですから、人口の比率から見れば、日本は比較的感染が抑えられている方であるといえます。
ただし、感染者数というのはもちろん計測された分なので、検査数が多ければそれだけ多くなります。感染したと認定されていなくても実際に感染している人は、一定数います。
 
次に各地の感染状況を見てみましょう。
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10万人に何人が感染しているかを国ごとに表した図です。色の濃い地域ほど、感染者数が多いです。アメリカがもっとも濃く、次いで南米、カナダ、ヨーロッパ各地、ロシア、アフリカ南部と続いているような感じです。やはり、アメリカの感染率の多さが目立ちます。身近な友人や家族が感染したという人が、ほとんどになってきているのではないでしょうか。
アメリカ国内の感染状況は以下のようになっています。
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概していえば、北部より南部の方が、感染者の割合が高いようです。アメリカのメディアの報道をつぶさに見ていないので、その要因はわかりませんが、何か重要な因果関係があると思います。
今回は、ニューヨークタイムズのチャートを見ながら、世界の感染状況をざっくりと確認しました。ただ、「感染者数」や「何人あたりの感染者数」という情報は、重要なデータのあくまで一部分です。世界各地が今どういう状況なのだろうかという想像力は重要ですが、データをもって「日本は他に比べてひどい状況だ」とか「日本はまだ大丈夫」などという言説には注意しなければいけません。政治はもとより医療の状況、また文化や生活様式など、地域によってさまざまなのですから、一様に比較することなどできません。私たちは日本の一市民として、情報に対してしっかり判断しながら、最善の行動を心がけていくしか道はないでしょう。
 
 
 

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