ワクチンについての考え方

どうもシャオムです。

新型コロナのワクチンが海外で普及し始め、日本でも今月から接種が始まろうとしています。このところの報道を総合すると、ワクチン接種は、高齢者や持病を持った方、医療従事者を優先して行われるということです。

 

https://www.google.co.jp/amp/s/www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202101/sp/0014041600.shtml%3fpg=amp

 

なぜワクチンへの世間の注目度がここまで高いかと言うと、みんながワクチンを打つことによって免疫を獲得し、流行が抑えられるからです。その結果、今のような、経済・社会活動の厳しい制限が緩和できることが期待されています。

今回は、日々の報道から僕が理解している、ワクチンについての考え方を書いておこうと思います。まず、世の中には、ワクチンを打つことに対して消極的な層というのが一定数存在しています。彼らがワクチンを好まない理由は、その副反応によるところが大きいでしょう。しかし、僕を含めたワクチン肯定派からすれば、副反応そのものというよりも、副反応への恐れが人々の間で誇張された結果、「ワクチンは怖い」というイメージが広まったのではないかと思っています。これについては、実際にワクチンに否定的な人の話を聞いてみないとわかりません。

さて、このような対立はさておき、私たちが集団免疫を獲得し、コロナの流行を抑えるためには、少しでも多くの人がワクチンを打つということが重要になります。ワクチンを打ちたくないと言う人は、先ほどのように副反応を心配することのほか、打たなくても自分は免疫力が高いから大丈夫だと思っているケースもあるでしょう。一方、ワクチンが開発されれば打とうと思っている層には、自分が感染したくないという感情に加えて、ほかの人にうつさないためにも注射しようという利他的な動機を持っている人もいます。

ただし、インフルエンザの予防接種を思い浮かべてみればわかる通り、ワクチンの主な効果は、「感染しない」ことよりも「感染しても重症化しない」ことにある可能性があります。こればかりは実際にワクチンが普及してみないとわかりませんが、みんながワクチンを打ったからといって、感染すること自体を防げるという保証はないわけです。

では、ワクチンにはそこまでの価値がないのかというと、そういうわけでもありません。もしワクチンを打っても感染自体は防げなかったとしても、重症化することを防げるのであれば、大きな効果があります。感染者数自体は今より抑えられなかったとしても、重症化する患者を減らすことができれば、ある程度の活動は再開させることができるでしょう。そうなると、もはやコロナは社会全体で対処するというよりは、インフルエンザのように、自己責任で対応していくものになっていくのではないかと思います。さすがにそうなるまでは、まだまだ時間がかかるでしょうが、考え方としてはこんな感じではないでしょうか。

たしかに、周りにうつさないために自分もワクチンを打って感染を防ぐという考え方は重要です。しかし、ワクチンの効果が重症化を防ぐことであるならば、それは感染しないためよりも、自分の身を守るための手段となっていくでしょう。この視点を見落とさず、今後のワクチンの動向を見ていきたいと思います。

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