バッティングセンター閉店について

どうもシャオムです。

今日で1月も終わりですね。毎年必ず、「もう1月終わったのか!」と言う人がいますが、僕もそんな風に思うほど早かったです。

さて、僕の家の近所には、長年経営されているバッティングセンターが一軒ありました。子どもの頃から野球やソフトボールに励んでいたので、そこへは何度も何度も足を運んでボールを打った思い出があります。「諸般の事情」による閉店とのことでしたが、想像するには、新型コロナによる経営難が災いして閉店という結果に至ったのではないかと思います。そして、少子化と、さらにその少ない子どもの中でも野球人気が低下してきていることから、全体的な野球人口も少なくなってきたのでしょう。ともかく、また一つ思い出の場所がなくなって残念という気持ちです。

そもそもバッティングセンターというのは、よく考えてみるとかなりコアな遊び場です。遊ぶための施設といえば、ここではインドアに絞って考えますが、カラオケや、ボウリングなどのスポーツ、ゲームセンターなどがあります。それらはどれも、「誰でもいっしょに楽しめる」ということが共通点です。だから、旅館やホテルにはそういった施設が入っていますし、都会の駅の周辺にも多くあります。

しかしバッティングセンターというのは、野球をやったことがある人でなければなかなか行かない場所なのではないでしょうか。なぜなら、バットでボールを打つというのは、スポーツの中でもかなり技術のいる動作であり、誰でも簡単にできるものではないからです。それでもバッティングセンターというのは全国にたくさんありますし、誰もがその存在を知っている、一つの遊び場なのです。

これはきっと、野球というスポーツが日本で大人気だったからです。僕の印象では、今や野球は、たくさんあるスポーツのうちの一つですが、もともとは、国技といって良いほどの重要なスポーツだと思います。春夏の高校野球を見ていてもわかります。野球ファンというのは根強くいますが、実際に野球をプレーする人というのは、たしかに大幅に減ってきているのかなと思います。バッティングセンターの閉店は、このような野球人気の低下を反映した出来事でした。そしてなによりも、今までバッティングセンターという特殊な遊びが、日本にたくさん存在していた。そのことは、野球が日本人にとって、いかに大切なスポーツだったのかを物語っています。

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