リベラルアーツ大学の欠点

どうもシャオムです。

今回はリベラルアーツ(教養)系学部で学ぶ難しさについて。それ論じてどうすんねん感はありますが、よく考えると教育に関係があるので書きます。

 

教養系の学部に入って何をするかというと、いろいろな分野の授業を受けます。経済と政治はだいたいあると思います。加えてビジネス、心理学、社会学、メディアとかでしょうか。僕も大学4年間をこんな感じの学部で過ごしたのですが、今思うと、学び手として難しい点が一つあります。

それは、興味のないことを学ばなければならないことです。

たとえば僕の場合は、経済学には興味がありましたが、あんまり興味のない移民の授業をとらないといけなかったり。これが経済学部や心理学部だと、その分野で単位のほとんどがとれると思います。

そして、僕にとって大学に行く最大の価値は、何かをとことん学ぶことで、学びのスキルを身につけることでした。逆に言うと、何を学ぶかはあんまり大事ではなかったということです。

では、とことん学べるものは何かというと、興味のあることです。なのに必要単位のうちの多くを興味のないものが占めると、一つの学びに熱中できません。

 

自分の中に学びの仕組みを持っていて、大学をその仕組みに取り入れられている学生にとっては問題ありません。しかし、学びの仕組みを確立できていない学生にとっては、どうしても興味のない授業のレポートに時間を割いてしまい、全体として学びの質が下がります。

 

僕は高校までの勉強は、「考える学び」に必要な土台を身につける点で、興味のない科目が課されるのはある程度仕方ないと思っています。ただ、大学でこれをやると、本当に4年間かけて学位を買っているようなものです。学位が買えればいいという人も一定数いますが、学位の価値は今後下がることはあっても上がることはないと思います。自分の学び方の確立が重要になってきていると思います。

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