買う側の態度で商品の質は変わる

どうもシャオムです。

昨日、整形外科に行くことがありました。1か月くらい前にソフトボールをしたときに、人のスパイクを貸してもらったらそれが小さくて、左足の親指の爪が浮いてきてしまったのです。その日帰って見ると爪の下が出血していていましたが、強い痛みはなかったので、内出血のようなものだと思い放っておきました。その後、血が固まり、普通に運動も続けていたのですが、だんだんと新しい爪が生えてきて、そのうち前の爪がとれそうになってきました。ずっと痛みもなかったのですが、この後どう処理したらいいかわからなくなったので、整形外科を受診しました。

結論、「放っておきましょう」という結果に1000円弱とられたのですが、受診した価値はありました。先生によると、まず強い圧迫で爪が浮き、出血したと。その後2,3日の間、血が固まるまでは、ばい菌が入る可能性があるので消毒しないといけない。しかし固まった後は、再び出血しない限り心配することはない。新しい爪が生えてくるまでは古い爪をとると痛いので、できるだけはがさない方が良い。新しい爪は根本からつま先に向けて生えてくるのではなく、爪全体に面で浮き上がってくるので、それまで待つべきだ、という見解でした。

なるほど、と思いました。要は出血したときには、血が固まるまでが一番注意が必要で、消毒に努めなければならない。自分で処置ができなければ病院に行った方がいいんだな。逆に今回のように、出血が終わってしまえば、あとは傷口が完治するまで待つしかないから、特に治療を施す必要はない、ということがわかりました。

前置きが長くなりましたが、今回の本題は「医療サービスの受け方」についてです。昨日感じたのは、医療サービスの内容は、サービスを受けるこちら側の姿勢で変わってくるということです。たとえば、新しいゲーム機がほしいと思って、おもちゃ屋さんでそれを買ったとします。この場合、誰がどのように買おうとそれは同じゲーム機であり、得るものは同じです。一方、同じ足のケガをしたAさんとBさんが同じ医者に行ったとします。Aさんは医者の言うことを守り、しばらくして足は治りました。Bさんは医者から説明を聞くだけでなく、ケガが長引いた場合どうすればいいか、こんな運動をしても良いかなど、いろいろ質問しました。治った時期は同じでも、Bさんの方が良いサービスを受けていることがわかります。このように、医療サービスは、患者の姿勢によって受けるサービスの質が変わってくるといえます。

もう少し広げて考えると、医療サービスのような商品は、他にもたくさんあります。教育サービスはその最たる例でしょう。子どもを学習塾に通わせる場合、ただ授業料を払って毎週塾に行かせるよりも、計算が苦手だから克服したい、家では集中できないから毎日自習室に行かせたいなど希望を伝えた方が、良いサービスを受けられます。服を買うときなんかもそうです。ただ自分で選んで買うのと、店員さんと話し合って買うのでは結果が違うかもしれません。このように、買う側の態度がものをいう買い物では、同じ金額に対して得られるモノやサービス(の質)が変化します。自分にとってメリットの大きい買い物は、生活を豊かにするうえで大事な考え方ではないかと思います。

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