「安定した仕事」はどこからくるか

どうもシャオムです。

大学生が進路を決めるときに、仕事が安定していることは一つの基準になります。給料が安定しているからという理由で、公務員を志望する人も多いです。

僕はそもそも、本当に公務員の仕事は安定しているのか?と考えてもみたのですが、たしかに仕事はなくなりませんし、クビになることもありません。

そこで次に考えたのが、なぜ公務員の仕事はなくならないのかです。この問いに対して、ブロガーのちきりんさんが明快に答えていたので紹介します。

コロナウイルスへの対応で、保健所の様子が報道されることが増えています。そこでは固定電話、紙とペン、目視といったアナログな作業が行われています。

多くの公務員志望者が「官の仕事は民の仕事と違って安定している。失業しない」と言っていた意味がようやくわかった。

 

「行政機関というのは、もっとも最後までITやAIを受け入れない。だから仕事がなくなる恐れが民間より少ないのだ」って意味だったんだね。

https://twitter.com/insidechikirin/status/1292329215455420416?s=21

なるほどな、と思いました。今までは、行政も変化についていけなくなると、公務員の仕事も不安定になるのかもしれないと思っていました。しかし、国や自治体から給料が支払われるということは、経済の競争の影響を受けないよう保護されているということです。民間ならとっくにIT化によって淘汰されていたような仕事が、役所には残っているのです。

公務員の仕事の「安定」の意味がより理解できました。公務員になれば、たしかに失業する恐れはないといえます。しかし、ITを受け入れないことによって成り立っている「安定」にどこまで価値を感じるでしょうか。それは、これから社会に出る一人一人の判断によります。過保護が子どもに悪影響を与えるように、保護が行き過ぎると、将来どこかでツケが回ってくるような気がします。みなさんも、これからの「安定」の価値を、一度考えてみてください。

 

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