「楽」と「幸福」について

どうもシャオムです。

今回は少し、自分にとって「幸福な人生」「楽な人生」みたいなことについて考えてみたいと思います。最近は好きな絵本を紹介したり近況報告をしたりと、自分の趣味や好みに関する記事が多くなっています。今回も完全に主観の話であって、「こういう考え方もあるよ」みたいな気持ちでは一切ありません。どちらかと言うと自己紹介のような感じです。最近こういう記事が多いのは、暑すぎて頭があまり動いていないのもあるのですが、今までのように「視点」をシェアするだけではなく、自分の「ストーリー」を書くのもたまにはありだなあと思ったからです。

さて、本題に戻って、楽と幸福の差を考えるところからいきます。Aさんは、毎日通勤に自転車を使っているのですが、坂道が多くつらいと思っています。この自転車通勤を楽にするために、電動自転車を買いたいと思ったとしましょう。Aさんはお金をためて、電動自転車を購入しました。その結果、Aさんは通勤に使うエネルギーが減り、毎日つらさを感じることはなくなりました。この例では、電動自転車はAさんを幸せにしたというよりは、楽にしました。Aさんは幸せになるためではなく、楽になるためにお金をためているといえます。Aさんが幸福になったかどうかについては、電動自転車にしたことによって運動不足になっていないかなどもっと広く深く考えなければいけません。Aさんの幸福と電動自転車は、ほとんど関係ないかもしれません。もしそうだとしたら、Aさんが一生懸命お金をためたとしても、楽にはなっても幸せになることはありませんね。「楽」に価値があるのは確かですが、最終的にみんなが求めているのは「幸福」の方だというのが一般的な見方だと思います。

電動自転車の話では、「楽」と「幸福」が違うのは明確なのですが、現実の人生ではこの差があいまいになってくると思います。お金持ちになるのが楽か幸福か、と聞かれたら難しいですよね。結婚するのが楽か幸福かもそうですし、友人がいるのは楽か幸福かもそうです。今っぽく言えば、この差は人それぞれで、他人が口出しすべきではないというのがいかにも正論のようです。ただ、もしかすると「お金を儲けるのは幸福には関係ない」や「結婚することは幸福だ」というような、人間にとっての真理が存在するかもしれません。

僕はこれに対する答えはわかりませんが、少なくとも、楽を追い求めすぎる人生に魅力は感じません。そして、「楽」を否定する人もあまり信用していません。この話の続きはまたどこかで、したいと思います。

 

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