英語を勉強して「役に立った」こと

どうもシャオムです。

教員採用試験の面接で、英語をできることを言うと、「英語を勉強して役に立ったことは何ですか?」という質問を受けました。そのときは、やはり英語圏の人とコミュニケーションがとれるようになったことだと答えました。それは、僕が心から思う英語を勉強する意義であり、英語圏の人たちの生活や人生に想像力がはたらくようになったのは、重要なことでした。ただ、 今思うとこれは「役に立った」という感じではありません。「役立つ」という価値は、僕にとってはたかが「役立つ」なのですが、英語を勉強するときのモチベーションとしては、この「役立つ」という価値は大いに魅力的だと思います。そこで今回は、僕が英語を勉強して役立ったと思うことを書いていこうと思います。

英語を勉強して役立ったと思うことは、1つです。それは、英語で情報収集ができることです。あらゆる人にとって、情報の偏りというのは多少なりとも問題になってきます。テレビからの情報だけでは偏りがありますし、ある新聞社からの情報だけも同様です。さらに言えば、国外で起こっている出来事が私たちにも影響を与える以上、日本語のメディア全体においても偏りは出てきます。その意味で、英語メディアからの情報は、私たちにとって貴重なものとなります。たとえば、日本の内閣の経済政策について、日本の新聞社よりもイギリスの新聞社の方が自由に記事を書けることは想像しやすいでしょう。日本のメディアとは、まったく利害を別にする外国メディアからの情報は、外国メディアというだけで一定の価値を持つものです。

また、ニュースだけではなく、学問や文学、芸術などにおいても、英語は役に立っています。海外の大学の中には、オンラインで授業を公開しているところがあります。文章で理解するのが難しい学問、特に数学に関しては、マサチューセッツ工科大学のビデオにかなり助けられました。実際に学生に向けて対面で行われた授業が収録されていたので、講義はわかりやすく、なにより一流大学の授業で学んでいるというのがモチベーションになります。このように、学ぶ気さえあれば、英語ができることによって質の高い情報にアクセスできるという場面は多くあります。学問だけでなく、たとえばまだ日本語に翻訳されていない本を読めたり、洋画をオリジナルで見られたりするのも英語ができるメリットになっています。

今回は、英語を勉強してよかったことの中でも「役に立つ」という点に絞ってお話しました。英語での情報を得られることは、これから英語を勉強する人にとっては、モチベーションになるものではないかと思います。

 

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