アクティブラーニングを「時間」で捉える

どうもシャオムです。

学校では、アクティブラーニングの考え方が取り入れられてきています。アクティブラーニングが何を意味するかは、文脈によっていろいろあると思いますが、本質的なのは「生徒主体の学び」ということだと思います。

たとえば、グープディスカッションがある授業は、生徒が多少なりとも意見を言う機会があるので、ずっと教師の話を聞いている授業よりは「主体的な授業」といえます。しかし、たとえ一方的に話を聞く授業であっても、生徒が頭をフルに回転させて考えることができていれば、それも主体的といえます。

このように、何をもってアクティブというかは様々ですが、今回は、1つの指標として「教師が説明をしている時間の割合」を挙げます。授業の中の活動を大きく分けると、教師が説明したり指示を出したりしている時間、生徒が個人で考えたり問題を解いたりしている時間、生徒が意見を述べたり生徒どうしが話し合ったりしている時間の3つがあります。このうち、教師が説明している時間が短いほど「アクティブな授業」だという考え方です。教育実習では、ある授業で教師が説明している時間の割合を測ってみたら、全部で20パーセントにとどまりました。もちろんこれは、生徒が学びに向かう準備ができているからできることですが、これほど生徒が授業に参加する機会が多いと、退屈することも少なく実りが多そうです。授業を作るときに、教師がしゃべっている時間に注目してみるのも面白いのではないかと思いました。

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