教育実習を終えて

どうもシャオムです。

このブログでも報告していた教育実習が無事終わりました。先生方も生徒も温かく迎え入れてくれ、終始楽しく実りある実習でした。今回は手短に終了報告です。

実習期間中もブログを更新できたことは良かったのですが、今見返してみると、いつもにもまして渋い内容の記事の連続でした。やはり学校が話の中心になることが多く、何かに集中するということはその分視野は限られるのだなあと思いました。とりあえず、今後しばらくはこれ以上忙しくなることはないはずなので、更新は続けていけるのではないかと思います。

さて、今回の実習は、やはり学校というものの良さを認識する機会になりました。昨日の記事でも書いた通りですが、また簡単にまとめておきます。僕が改めて感じた学校の良さ3つです。

①子どもの面倒を見る

現場の先生を見ていると、やはりエネルギーを使っているのは主に生徒指導であり、「この子をどうするか」「クラスをどうするか」という問題でした。もちろん教員にとって授業はメインの仕事ではありますが、僕の見る限りでは授業作りや授業はどちらかといえばルーティーンであり、より気をつかっているのは生徒に関することでした。学校は物理的にも一定時間子どもたちを預かる場所であり、やはり子どもの面倒を見るということが、学校の大きな価値です。

②子どもたちが無差別に集まる

学校に入学する子どもたちは、もともと何か共通点を持っているわけではなく、学校がなければ出会うことのない人の集まりであるといえます。世界はどんどん専門化・分化していて、人とのつながりが希少になっていくことを考えると、学校のようなコミュニティは大きな価値を持ちます。多様なバックグラウンドを持っている子が集まるからこそ起こる問題も多いですが、そこから生まれる価値もまた大きいものです。

③しつけができる

これは今回の実習で特に感じた点ですが、学校というのは本質的に「しつける」場所です。社会に生きるうえで、どんな人も身に付けるべき能力や習慣を教えられることが、学校という集団の良さです。このような画一的な教育はネガティブに捉えられることが多いですが、子どもたち目線で考えると、生きていくうえで大切なことを学べるということは大きな価値です。人と話すときのマナー、大人数がいる場での振舞い方、人前での話し方、目上の人への接し方などなど。これらが学校で教えられるのは当たり前なので、わざわざ議論されないですが、考えて見るとかなり重要なことです。学校がなくなったら代わりにこれらのことを教えてくれるところはなかなかないのではないでしょうか。

 

以上、このブログに書くべき今回の気づきはこんな感じになります。僕自身の感想としては、やはり教師の仕事は自分にとって自然な仕事だと感じました。仕事の内容が僕にとってストレスフルではないですし、どちらかというと楽しいものです。一方で、やはり学校という特殊な組織ならではの閉塞感みたいなものもありますし、この仕事をずっと続けることがおもしろいとは思わないのも事実です。長い目で見て考えながら、ゆっくり仕事をしていきたいなと思いました。ともあれ、社会情勢の厳しい中、実習に受け入れてくださった学校の皆さんに感謝です。

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