歴史を学ぶ意義

どうもシャオムです。

このブログでも何度か話題にしていますが、歴史を学ぶことは、物事を考える上で重要な意味を持ちます。歴史を何のために学ぶのかと聞かれたら、1つはやはり仕組みを理解するためだと思います。どんな物事にも、そのモノや概念が生まれ、時間を経て今の姿になるまでの歴史があるからです。今回は、例をあげて、歴史を学ぶ意義を考えてみましょう。

歴史と聞いて僕が思い浮かべるのは、たとえばフランス革命や、関ヶ原の戦いや、明治維新など。これらの歴史的な出来事が、今の世界の形成に関わっているのは当然のことで、だからこそ私たちはこれらを歴史として学びます。しかし、明治維新について学び、それが今の日本にどうつながっているかを考えるのは、多くの人にとってたやすいことではありません。それは、一国の歴史とはほかの様々な出来事の上に成り立っていて、とても明治維新だけでは語れるものではないからでしょう。明治維新と関連性の深い何かはあるかもしれませんが、私たちに身近なものではないかもしれません。このように日本史や世界史の事件というものは、大衆にとっては学びの対象としては難解であり、むしろエンタメとして受け入れられている面もあります。そこで今回は、日本史の事件などではなく、できるだけ身近なものの歴史をヒントにして考えましょう。

たとえば、語源というものを考えたことがあるでしょうか。ある言葉が生まれた背景です。英語で「一輪車」は何というか知っていますか。答えは “unicycle” です。英語をよく知っている人なら、 “uni” が「1」を表すことがわかると思います。 “unite” は「1つにまとめる」という意味ですし、 “uniform” は「制服」ですが、その語源は「みんなで同じ1つの服を着る」というところから来ていると想像できます。さらに、「自転車」は “bicycle” というので、 “cycle” は「車輪」に関係があるとわかります。このように、語源を知っていれば、幅広い言葉に対する理解を深めることにつながります。これはつまり、単語の成り立ちの「仕組み」を理解するということであり、歴史から仕組みを考える1つの例になっていることがわかります。

今回は、「語源」を例に、歴史を学ぶ意義を考えました。ほかにも、歴史を学ぶことで物事が見えてくることは多いものです。そのことが実感できれば、歴史を学ぶモチベーションにもつながるのではないでしょうか。

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