SNSの有効な使い方

どうもシャオムです。

先日嬉しいことがありました。

以前、多重録音というものをやっていた時期がありました。1人でいろいろなパートを演奏して、それらを合成して曲を完成するものです。このブログにもあげていた、 “Baba Yetu” の曲の多重録音を、なんと作曲をしたChristopher Tinさんが聴いてくださり、 “Bravo!” とメッセージをくださったのです。

数日前からTinさんがツイッターで、Baba Yetu 発表15周年のプロジェクトをやっておられました。そこに多くの人が、 “Baba Yetu XV” とタグをつけて演奏動画を送って参加していました。そこで、僕も自分の録った多重録音を、Tinさんのツイートへの返信で送ったところ、それにいいねと返信をしてくださいました。感動でした。

A Piece of Paperのツイッターはときどき動かしているのですが、今回のような出来事から、SNSの良い使い方を考えることができます。メールや電話とSNSのシステム上の違いは、一度に大勢に発信できるかどうかです。SNSで発信すれば、一度に多くの人の目につきますし、その分交流もスムーズで効率的になります。しかし、実際に何かを発信しようとするとき、自分の伝えたいことが届くのはほんの少数です。それは投稿を見る側の立場に立って考えてみればわかることで、仮に500人フォローしていたとしても、実際に私たちがしっかり読んで考える投稿はそう多くはないでしょう。

このように考えると、SNSの本質的な良さは、1人から大勢に届けられることよりも、1対1のゆるやかな関係を大勢と築くことができるという点にあります。Tinさんが僕の演奏にコメントをくれたのも、僕がTinさんをフォローしていて、ぜひ作曲した本人に聴いてほしいという思いがあったからこそです。このブログを公開していると、しばらく疎遠になっていた友だちが「ブログ読んだよ」と、連絡をくれることもあります。そうやって1人1人とより親密になれることによって、仕事や、生活はもっと豊かになる。これが僕の実感です。大勢に向けていっぺんに発信できるということは、どちらかといえばおまけのようなものと考えた方がちょうどいいのかもしれません。どちらにしても、大勢を相手にしていると思うと書くことが漠然としたり、結局だれにも届かないなんてこともあります。やはり、SNSといっても1人を大事にして、1人とのコミュニケーションを軸にしていくことが何よりだなあと思います。

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