感染拡大する今、市民に求められること

どうもシャオムです。

全国で、新型コロナウイルスの感染者が日に日に増加し、連日、1日の感染者数が過去最高を更新。重症者の病床使用率も高まっています。

そんな中、Gotoトラベルキャンペーンを中止すべきだとの声が大きくなっており、政府の分科会の尾身茂会長は、キャンペーンの中止を提言しました。

https://www.google.co.jp/amp/s/news.yahoo.co.jp/amp/pickup/6378847

しかし、菅首相は昨日、Gotoの中止は「考えていない」と発言し、キャンペーンの続行を表明しました。これに対して、メディアでも日に日に政府の対策に対する報道が厳しくなってきています。

ニュースを見ていて思うのは、Gotoをやめるかやめないかは、中学校などでよくある「学校にスマホを持ってきて良いか」などの問題とよく似ているなということです。子どもたちが、学校生活に関係のない用途以外でスマホを使わないのなら、学校側は問題なくスマホを許可するでしょう。生徒の安全面から考えても、スマホがあった方が断然良いです。しかし、実際にはスマホがあることによってさまざまな問題が生じることから、多くの学校では持ってくることが禁止だったり、学校内で使用するのが禁止だったりするわけです。

Gotoトラベルも、みなが感染対策を万全に行いながら利用すれば、直接的に感染拡大の原因にはならないはずです。しかし実際には、Gotoを利用した旅行や外食で、感染対策があいまいになった結果、感染を広めることになってしまったと考えるのが妥当でしょう。突き詰めると、政策を実行する側からすれば、「みんなが感染対策をできるなら旅行に行ってもいいけど、できないなら許可しない」という話になってきます。「みんながルールを守れるならスマホを使ってもいいけど、守れないなら禁止」という論理と同じです。

いま、メディアでは、政府の対応を批判する報道や、感染の原因となる行動をとった一部の市民を非難するかのような論調ばかりが目立ちます。しかし、新型コロナは人と人との接触によって広まるものですから、政策がどうなるかも、感染が収まるかも、すべては市民一人ひとりの行動にかかっています。新型コロナについてだんだんわかってきた情報もいろいろありますが、「市民の行動にかかっている」という一点だけは、はじめから一貫した真実です。

「勝負の3週間には負けた」と言われる今こそ、不満を感じる心を乗り越え、市民として賢い行動を続けましょう。

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