政治家の不祥事をどう考えるか

どうもシャオムです。
いま、ワイドショーを見ていると、政治家が「夜の銀座」問題がよく取り上げられています。
自民党松本純議員と公明党遠山清彦議員が、緊急事態宣言下のある日、銀座のクラブに深夜まで滞在していたことが問題となっています。

飲食店が20時までの営業となる中でのこの問題は、国民の反感を買いました。芸能人の不祥事とは違い、国民の代表たる国会議員のこのような行動は、厳しく非難されてしかるべきです。またこの問題は、法的責任が問われるというより、完全に道義的な問題であり、余計に国民の怒りを増幅させているように見えます。
さて、国民のわれわれとしてはどう考えればよいでしょうか。まず、議員という公職に就く者がモラルに反する行為をしたのですから、やすやすと放っておくわけにはいきません。それが国民としての責任でもあるでしょう。
ただし、感情的になって議員を非難することが、それほど良いことかどうかはわかりません。ワイドショーは、国民の反感や憎悪を助長するように作られています。それは政治家の責任を追及するためではなく、視聴率がとれるからです。したがって、何も考えずにテレビを見ていると、必要以上に報道に踊らされるのですね。
たしかに国会議員の行いは厳しく監視していくべきですが、私たちは普段から、彼らの仕事についてどれほど知っているでしょうか。今回問題を起こした2人の議員は、今まで良い仕事をしてきたでしょうか。してこなかったでしょうか。僕はあまり知りません。今回の事件を受けて気付いたのは、政治を監視するということは、週刊誌に取り上げられる不祥事だけを袋叩きにすることではないということです。政治家が何をしていて、それが誰のためになっているのか。これを見極めることこそ重要ではないでしょうか。

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