ウイグル問題について

どうもシャオムです。

 

中国のウイグル問題について、聞いたことはあるでしょうか。最近だと、こんな記事が出ていました。

中国政府の統計で、新疆ウイグル自治区での不妊手術の件数が急増してきているという報道です。それが、アメリカメディアなどから、「ウイグル人虐殺」や「ジェノサイド」であると非難されているという問題です。つまり、新疆で不妊手術が増えているのは、中国国家によるウイグル民族への弾圧であるとする見方が、世界で起こってきているということです。

もちろん、中国政府は、この事実が虐殺であるということを否定しています。しかし、どんな角度から見ても、この不妊手術の急増が不自然であることは間違いなく、世界からの不信感は募るばかりです。

この問題の核心は、まず、出生率不妊手術に対して国家が介入することが人道的な問題であるという点です。仮に、万が一中国政府に、ウイグル人の人口を意図的に縮小させようという意図があるならば、国際的な大事件ともいうべき問題です。

そして、一番良くないのが、中国がウイグル人を弾圧しているのではないかという疑惑が、中国は悪質国家であるという世論を呼び、国際関係に非常に悪い影響を与えるということです。中国が事実関係を詳しく公表せず、謎のままにすることによって、外国からの反発は高まります。これは、中国が「嫌い」な層の人々を挑発し、中国自身を国際的に孤立させる動きです。

話をまとめると、中国にとって一番の問題は、現実に起こっていることをしっかり説明していないこと。そしてそれが不信や反発を呼んでいるということです。また、これによってメディアでは、中国を批判する論調の記事が増えるでしょう。しかし、私たちがメディアに翻弄され、そのような「反中国」の世論を作ってしまえば、国家どうしの対立がより深まるばかりです。ウイグル問題そのものに目を向け、非人道的な行為に対しては抗議していくことが本筋ではないでしょうか。

 

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