あこがれる職業に価値観が表れる

どうもシャオムです。

このブログを書き始めて約10か月。僕の文章を頻繁に読んでくださっている方であれば、僕という人間がもっている価値観をだいたい理解していただけているのではないかと思います。人の価値観が現れるのは、文章であったり発言であったり行動であったり。また、仕事や趣味、好きな音楽や映画、人間関係などにも表れるのではないでしょうか。その人に関する特定の情報や属性から、「この人はこういう価値観の人だ」と決めつけるのはよくないですが、良くも悪くも、その人の価値観が表れるものはいろいろあるわけです。その中でも、「あこがれの職業」というテーマは、その人が世の中のどの部分にかっこよさや美的な価値、また感謝の念を抱いているのかをよく映し出すのではないかと思います。そこで今回は、僕が子どものころからあこがれていたり、今でも魅力を感じていたりする職業を5つ考えてみて、自分の中の価値観というものを探ってみたいと思います。

 

1、本屋さんの店員

これは共感していただける方もいるかと思いますが、本屋さんの店員の、プロフェッショナル感はすごいですよね。僕は大阪は梅田にあるジュンク堂書店が好きで、中学のころからよく通っていたのですが、そこの店員さんはいつもかっこいいです。店員さん自身が誰よりも本が好きという雰囲気、そして本のことなら任せろと言わんばかりのオーラが滲み出ています。僕自身、もともとそこまで本が好きなタイプではないですが、あのオーラには魅力を感じています。人それぞれ、自分の好きなお店の店員さんには、僕と同じような憧れを抱くものなのかもしれませんね。

 

2、農家

僕はどちらかといえば普通の都会で生まれ育ったので、農業というものが身近ではありません。小学校で、お米やじゃがいもを作ったことぐらいしかありません。また、僕の中の農家のイメージは、『満天 青空レストラン』に出てくる農家の方々のような、自分で作った食材を美味しく食べたり、仲間に振る舞ったりする感じです。現代にあって、僕と同じように、農業や漁業といったいわゆる一次産業になんとなくあこがれを抱いている若者は、おそらく多いのではないでしょうか。

 

3、中継ぎ投手

3つ目は超マニアック枠になります。中継ぎ投手とは、試合の途中から出てきて投げるピッチャーのことです。職業なので、もちろんプロ野球の中継ぎ投手たちのことを指します。ピッチャーの役割は、試合の最初から投げる先発、途中から投げる中継ぎ、最後を締める抑えに分けられます。みなさんがよく知っている大谷翔平田中将大、ちょっと遡れば松坂大輔などは皆、先発で投げることが多い選手です。また、プロ野球を少し知っている人にはお馴染みの、大魔神佐々木主浩岩瀬仁紀高津臣吾などは抑えとして活躍した投手です。先発と抑えはチームの勝敗を左右する重要なポジションなので、脚光を浴びることが多いです。それに対して中継ぎ投手というのは、一言でいえば地味です。先発や抑えのスター選手が1億円の年俸をもらっている一方、中継ぎの1億円プレーヤーはほぼいません。しかしチームには必要不可欠な存在です。あまり注目されることはなくても、日々黙々と投げ、また登板しなくとも毎試合投げられるように準備しなければなりません。僕は、彼らのプロとしての仕事や役割に魅力を感じます。何においても「脇役」といわれる存在は必要であり、かっこいいですね。

 

長くなってしまったので、あと2つは次の記事で書こうと思います。職業について考えてみてわかったのは、自分の知っている仕事なんてほんのわずかで、世の中には知らない仕事をしている人が大勢いて、知らないうちにまた新しい仕事がいくつも生まれているんだろうなということです。だからこそ、知ることによってその仕事をしている人に対して想像力がはたらきますし、自分とのつながりも見出せます。もっと世の中のことを知らなければなと思いました。

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