ブログを書き始めて1年。自分が変わったこと。

どうもシャオムです。

昨年の5月に「個別指導はケアワークなのでは」という記事を書いてから1年が経過し、以来300を超える記事を書いてきました。300本を書いたということは、300回は何かを考えてきたということであり、僕自身の中の考え方の変化や進歩もたくさんありました。一方で、わからないこともたくさん増えた1年でした。今回は、1年を経て自分の中で大きくなった2つのテーマについてまとめ、これからの学びへのステップにしていきたいと思います。


1. 「学校教育は子どもを『守る』もの」という視点

この1年で、自分の働く場所が塾から学校へと移りました。振り返ればこの1年は、学校とは何なのかを考えた1年だったといえます。学校の仕組みが教育に向いていないのではないかという問いから出発し、さまざまな弊害や問題点について考えてきました。2020年5月13日の「集団授業は伝統芸能なのでは」や、8月25日の「わかりやすい授業が価値を失う」などを通して、集団での教科指導にそこまで価値はないのではないかと思うようになりました。

一方で、「じゃあ学校の良さはなんだ?」という問いから、6月25日の「同窓会論」、9月26日の「学校がするべき『しつけ』とは」では、子どもたちが無差別に集められて生活するという学校ならではの良さや必要性を考えました。そして、12月31日の「【今年のまとめ】教育における『ケア』の価値」に書いたように、学校教育の価値は、子どもを「守る」ことにあるのではないかという考えに至りました。学校に対する自分の考え方の変化は、このように記事を遡ると鮮明になりました。学校で働くようになった今、この考えは否定されることはなく、むしろ実感しています。


2. 「作り手」としての自分の発見

2020年1月のカンボジア旅行を題材に、5月8日から書き始めた小説『シェムリアップ』は、思った以上に楽しく書き進められ、良い思い出になりました。8月18日に投稿した、「Baba Yetu」の多重録音や、10月30日の初めて作った曲「下積み時代」など、音楽を作ることにも取り組んだ1年でした。また、ブログを書くという活動も含めて、自分があらゆる「作る」という活動に興味があるのだということに改めて気付きました。学校での仕事においても、「授業作り」、「クラス作り」など、作ることにフォーカスすることが自分のやりがいであることがわかりました。


これらのテーマのほかにも、世の中で起こるさまざまな出来事をきっかけにして、いろいろ考えてきました。今振り返ると、「あのときはしょうもないこと考えてたんやな」と思うことも多いですが、それは考えが進んでいることの証明であると自分に言い聞かせています。ブログの更新頻度は下がっていますが、「書く」ということが自分にとって重要な営みであることは変わりません。これからも僕の考えの移り変わりを、みなさんと共有していきたいと思います。

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